2013年12月2日月曜日

月曜日になりましたので、義援金を大島町役場へ送金してきました。
これが最後の書き込みになると思います。

 いつ起こるとも分からない、天災・・・。出来る事をこれからもやっていきたいと思うのです。
 
ご協力こころから感謝いたします。<実行委員会一同>

みずほ銀行から送金いたしました。





2013年12月1日日曜日

昨日のチャリティ バロック コンサートの集計が終わりました。
実行委員、数人によって


入場料 104,000円
寄付金 25,509円

合計 129,509円

当日お手伝い頂いたスタッフ、並びにボランティアメンバーもすべて入場料を払っての公演となりました。多くの皆様のあたたかな思いを、大島町役場義援金口座へ明日、責任をもって振り込んでまいります。


演奏会の様子


当日まで、チラシを置いて頂いたお店や、お知らせにご協力頂いた皆様、広報にご協力頂いた報道関係の皆様、また、会場においでいただいた皆様、 本当に、ありがとうございました。実行委員会一同、ここに感謝申し上げます。

《当日の演奏曲目》
プログラム


1. J.S.バッハ:G線上のアリア

2. G. ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ 作品1-40  イ長調
       アダージョ、アレグロ、ラルゴ、アレグロ

3. J.S. バッハ/グノー:アヴェ・マリア

4. G. ヘンデル: オペラ「セルセ」より   オンブラ・マイ・フ

5. W. A. モーツァルト:チェンバロ、ヴァイオリンとチェロの為のソナタ ハ長調   KV 14
        アレグロ、メヌエット

休憩

6. J-P. ラモー:アルマンド、鳥のさえずり、タンブーラン

7. F. クープラン(ポール・バズレール編):演奏会用の5つの小品より
    プレリュード、悪魔のアリア

8. A. ストラデッラ:教会のアリアより『憐れみを、主よ』

9. コレッリ:ラ・フォリア   

アンコール
J.S. バッハ:コラール147番より「主よ 、人の望みの喜びよ」




チャリティ バロック コンサート  for  伊豆大島
11月30日(土)19:15 開演
於   おださが・プラザ《多目的ルーム》
主催  チャリティ 実行委員会









昨日は大盛況のうちに無事、コンサートを終える事が出来ました。
ご協力下さった皆様、ありがとうございました。

集計は、これからやって、皆様にご報告いたします。




2013年11月30日土曜日

いよいよ今日の夜に演奏会開演です。

ブログを見直していましたら、1曲全く触れてないものがあったので、最後にここに書いておきましょう。

彼の幼少期の肖像画
A. モーツァルトの作品です
これはKv14で、彼がわずか8歳の時に作曲した楽曲です。びっくりですね。神童とは、やはり、こういう人をさすのでしょう。

パリ、ロンドン旅行の際に書かれたもので、この時代のパリはまだまだチェンバロ(=クラヴサン)が好まれていた時代でした。同じ時期、イタリアではすでにフォルテもピアノも出るチェンバロとして、現在のピアノの初期の形が出来て、このフォルテピアノにもっぱら人気は移っていってたわけですが、フランスでこの時期、好まれたヴァイオリンやチェロの助奏付きチェンバロ・ソナタが多くあり、それをしったのでしょう。モーツァルトはその形式にのっとった作品を数曲書いたのです。

その後は、ピアノの為に書いたものが徐々に多くなり、チェンバロは遠く忘れ去られていってしまいます。

そのような作品は、現在あまり演奏される機会がありません。やはり、これもチャリティならではのプログラムといえるでしょう!

今日の演奏会は通常の演奏会と同じサイズで演奏しますので、20:40−20:50あたりには終了します。お帰りの頃には寒くなっていると思いますので、暖かくしてお出かけ下さい。


2013年11月29日金曜日

今日は、金曜日で、明日のチャリティ バロック コンサート for伊豆大島 の最後のリハを行いました。

4人の演奏者も、楽しみながらの練習を重ねまして、明日に備えてきました。

楽しみながらという言い方は、チャリティには似合わないかもしれません。が、演奏者がのって演奏しないと、お客様も楽しめないと思いますので、今から作品を身近なものとするような、親密なリハーサルを行いました!

明日、是非お出掛け下さいませ。明日11月30日(土)19:00開場、19:15開演です。
場所は、小田急小田原線 小田急相模原駅北口隣接 ラクアル・おださが4F 
おださが・プラザ 《多目的ルーム》です。

G.F.ヘンデル
明日のこの演奏会を インタネット・ラジオOTTAVA [con brio]で取りあげて頂きました。
http://ottava.jp/programs/conbrio.html  この中の11/27 放送分1:49:48あたりから流れてます。どうぞ、聞いてみて下さい。ここに書いてある事を、流してくれていました。

さて、昨日のブログでお顔を載せていなかった作曲家を載せましょう

まず、ヘンデル。彼は、J.S. バッハと同じ歳にドイツで生まれました。彼は、バッハが全く手をつけなかった分野、オペラにもその才能を発揮。イギリスに途中から帰化し、ジョージ:フリードリック・ハンデルと呼ばれました。


最後はコレッリです。彼はイタリアで活躍したヴァイオリン奏者、作曲家として活躍しました。昨日、説明しましたストラデッラに影響を受けて、コンチェルト・グロッソを形にしました。日本語では合奏協奏曲といいます。機会があったら聞いてみて下さい。今回は彼の業績の一つでもあるヴァイオリン・ソナタの中から、有名な「ラ・フォリア」を選びました。これは、当時流行したフォリアと言われる舞曲の和音進行をもとにして、変奏が繰り返される楽曲です。


そして、おまけのデザート、アンコールも用意いたしました。それは明日のお楽しみです!


2013年11月28日木曜日

今日は木曜日。チャリティ・コンサートは明後日です。皆様、どうぞおいで下さい。

さて、個々の作曲家について一言ずつ。

J.S. バッハ
バロック時代の一番有名な作曲家はJ.S.バッハでしょう。ただ、バッハというと、このヨハン・セバスチャン・バッハを指しますが、彼は代々音楽家の家系に生まれました。その為に彼の前にも後にも、バッハという作曲家の名前は見る事が出来ます。祖先と、息子達が有名です。彼が生きた時代では、バッハは最後は流行遅れの作曲家でもあって、今ならば「いけてない・・・」という感じでしょうか。彼よりも好まれたのはテレマンでした。流麗な旋律ラインや、聴きやすさで、大変好まれたようですね。




さて、ヘンデル、モーツァルト、コレッリは良く知られた作曲家ですので、今回登場する珍しい方々について一言。


ラモー、クープラン、ストラデッラです。
ラモー

まず、ラモーとクープランはフランスの作曲家です。このフランソワ・クープランはヴェルサイユ宮殿で華やかに夜な夜な集まりが行われていたというルイ14世が生きていた時代に、ラモーはその後のルイ15世統治時代に活躍しました。この頃のフランスはパリだけが栄えていて、後はすべて田舎という、徹底した中央集権国家。そのフランス宮廷で王宮の音楽家という称号を持ったこの2人は、それだけでも凄い作曲家であったのが分かります。F.クープランはとりわけ、クラヴサン(=チェンバロ)にその世界を広げ、ラモーはオペラに才能を発揮しました。



F.クープラン
今回はそのような2人の作品を取りあげてます。面白い事に(?!)ラモーのクラヴサン曲と、クープランの器楽曲・・・という、何故か逆説的な取りあげ方をしてますが、これはこれで面白い作品です!本当に。
特にクープランの作品は、近代フランスの奏者ポール・バズレール氏が、チェロとピアノ用に編曲したものを、チェロとチェンバロで演奏します。←チャリティ・コンサートならではのラインアップです!






さて、ストラデッラですが・・・彼はイタリア17世紀中頃の作曲家で、作曲手腕は凄かったのですけど、かなり奔放なひとだったようで、ボローニャで腕を磨いた後、 ローマに行ったけれどもカトリック教会のお金を使い込んだためヴェネツィアに逃げ、ほとぼりが冷めた頃、ローマに舞い戻るけれど、今度は女癖が悪く、追われて、再びヴェネツィアへ。そこで、ある貴族の愛人の音楽教師になり平静に暮らすかと思いきや、その方とも良い仲になってしまい、貴族の雇った暗殺者に追われるはめに。(自業自得ともいうけれど)
まんまとジェノバへ逃げ果せたものの、懲りずに女遊びをはじめた所、追って来た暗殺者達に取り押さえられ、刺し殺されてしまったという、なんともな方でした。
A.ストラデッラ


とはいえ、彼は、コレッリに影響を与えた素晴らしい作曲家です。また、今回歌われる「憐れみを、主よ」という作品は、教会ソナタの中に、おさめられている絶品な曲です。

明日は、何を書きましょうかね。
つづく

2013年11月27日水曜日

今日は水曜日です。今週末がチャリティ・バロック・コンサートです。

出演者一同、スタッフ一同、色々準備を重ねています。
 さて、コンサートの題名にもなっているバロックとは、なんでしょう。
少しだけここで簡単に触れてみましょう。

バロックはもともと、綺麗な丸でない真珠の事を指しました。つまり「歪んだ真珠」。
バロックという時代に突入する前は、ルネサンス時代で、その時代は均整を重んじたものでした。それを打ち破って、様々な試みを音楽に盛り込んで登場したのがバロック音楽です。それまで、半音階の動きはダメ、急な音の飛びはダメ、変な和音はダメ・・・・等といわれていたものを、色々盛り込んで作られた音楽です。

ですから、バロック音楽は、ごつごつとした音楽です。時代でいえば17世紀18世紀ニ作られました。その後に登場するのが、モーツァルト等による古典派といわれるものです。
バロック時代は150年以上かけて様々な形をまとって作られて来た音楽ですので、一口にバロックと言ってもいろんな曲が残されています。有名なJ.S.バッハは、その中頃に生まれ、亡くなった6年後にモーツァルトは生まれています。ですので、バッハより前に本当にたくさんの素敵な作曲家がいたんです。

バロックの話はここまでにして
後半のプログラムを書きましょう
休憩の後
6. ラモー:アルマンド、鳥のさえずり、タンブーラン(チェンバロ・ソロ)
7. F. クープラン(ポール・バズレール編):演奏会用の5つの小品より
    プレリュード、悪魔のアリア
8.A.ストラデッラ:教会のアリアより「憐れみを、主よ」
9. コレッリ:ラ・フォリア

次は、 作曲家に少しお話を向けましょう。

つづく


2013年11月24日日曜日

伊豆大島で起こりました今回の災害でお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 

伊豆大島土石流災害義援金の為のチャリティ・バロック・コンサートまで1週間をきりました。徐々に予約が多く集まり始めて嬉しい限りです。



今日は、ここで当日演奏される楽器について等、少しずつ解説を載せていこうと思います。
まず今回登場するのは、ヴァイオリン、チェロの弦楽器と、弦をはじいて音を出す鍵盤楽器チェンバロ、そして、メゾソプラノの歌の方という4名です。
全員、小田急線沿線の会場にも近隣に住んでいる音楽家達です。
特にチェンバロはバロック時代に愛された楽器という事もあり、バロック時代の音楽を集めて演奏いたします。

演奏曲目全部が決定してますので、お知らせいたしましょう。
1. J.S.バッハ:G線上のアリア(ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ)
2. ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ 作品1-40  イ長調(ヴァイオリン、チェンバロ)
3. J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア (声楽、チェンバロ)
4. ヘンデル:オンブラ マイ フ( 声楽、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ)
5. A.モーツァルト:ヴァイオリンとチェロとチェンバロの為のトリオ・ソナタ ハ長調

これが演奏会の前半です

つづく